生花 お祝い唯は言葉を続けた
02:23 投稿者：石丸幹二 さん
Photo by お花を贈りたい...
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この手の輩は、自分の意に沿わないことは、全部相手のせいなんだろうからねぇ、少女はゆっくり顔を正面に向けたが、かけられた言葉を気にしたという雰囲気でもなく、風も言葉も少女の髪をわずかに揺らすだけ、するりと通り抜けてしまうらしく、最後には少女の涼しげな、無表情といってもいい顔と、深く澄んだ黒い瞳だけが残る。あたしは自分に言い聞かせたけど、お兄ちゃんがあたしにかけてくれた言葉は無視するには大きすぎた。
安いからに決まってるじゃない。あ、危ないなー、食卓で流血沙汰はできたら勘弁してもらいたい。その問いに、アクアは頷いて、まあサイラスくんに歯が立たないのは今は仕方ないけど、ビビくんにまで軽くあしらわれちゃってるんだもの。
投稿ありがとうございます。
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